春の釣りは、新緑や花が咲いたりと自然を楽しみながらリラックスできて人気のアクティビティの一つです。しかし、春は天候が不安定で、朝晩の冷え込みや日中の暖かさ、突風など、気候の変化が釣りの快適さに影響を与えることがあります。
本記事では、春の釣りを快適に楽しむために、快適さと防風性を重視した服装の選び方と、釣りをサポートする実用的な小物をご紹介します。
春の釣りはどんな環境? 天候の特徴
春の釣りは、冬から夏へと季節が移り変わる中で楽しめる魅力的な自然がありますが、天候の不安定さが釣りの環境には大きく影響を与えます。釣りの際に考慮すべき天候の特徴を事前に知っておきましょう。
- 1日の中の気温の変動
- 風の影響
- 雨と湿度
- 日差し
1. 1日の中の気温の変動
春は、朝晩と日中の気温差が大きい季節です。特に、早朝や夕方には冷え込む事が多く、寒さ対策が必要になります。昼間は気温が上昇することがありますが、風によって体感温度が低下するため、防風対策が必要です。このような気温の変化に対応するには、重ね着や保温性の高い服装が必要になります。
2. 風の影響
春一番という言葉もあるように、春は風が強まる事が多く、釣り場では特に風の影響を受けやすいので注意が必要です。風が強いと、釣りをする際に体温が奪われやすくなるため、防寒性の高いジャケットやウィンドブレーカーが必要です。
- 風下に魚は集まりやすい
- 風上からのキャストは難しい
- 春の温かい日に風が吹くと表面の温かい水が下層に混ざり魚が活発に動き出す
風向きが釣りに影響することもあるので、風を考慮したポイント選びも重要になります。
3. 雨と湿度
春は雨が降りやすく、急な天候の変化に対応するための装備も不可欠です。軽量の防水ジャケットや撥水性のあるパンツを着用することで、突然の雨に対応できます。また、湿度が高い日には、通気性のいい洋服を選ぶことで、蒸れを防ぎ、快適に釣りを続ける事ができます。
4. 日差し
春の釣りでは、太陽の位置が冬よりも高くなり日差しが強くなります。涼しいからといって、油断していたらいつの間にか日に焼けてしまうので、日焼け対策も忘れずにしっかりしていきましょう。
普段日焼け止めを塗らない方で、塗った後のベタベタが気になる方もウォータータイプの日焼け止めSPF50のタイプをこまめに塗り直すといいです。
春の釣りの服装選びの基本とNG素材
春の釣りでは、先ほどあげたように気温の変化や天候の不安さに対応できる服装選びが重要です。
特徴 |
素材 |
|
速乾性 |
汗をかいても素早く乾いて不快感と汗冷えを防ぐ |
ポリエステル、ナイロン、クールマックスなど |
保温性 |
朝晩の冷え対応 / 体温を逃さず保つ |
フリース、ダウン |
通気性 |
汗や湿気による蒸れを防ぐ |
メリノウール、ナイロンメッシュ |
防風・防水対策 |
風や雨からの保護 |
ゴアテックス、PUコーティングなど |
汚れ対策 |
餌などの汚れが付いても染み込まない |
コットン素材を避ける |
日中に行く場合は、気温が下がる事に対する心配はあまりする必要はありませんが、早朝や夕方まで楽しむ予定の場合は、春でもフリースやダウンを持っていきましょう。
また、忘れがちですが魚釣りは餌を触ったり魚を触ったりすると汚れる心配があります。汚れてもさっと布で拭き取れる素材がオススメです。
春の釣りのNG素材:コットン(綿素材)
春の釣りでは、綿素材の服は避けるべきです。綿は湿気を吸収しやすく、乾きにくいため一度濡れると体温を奪い続けてしまいます。また、重くなることで動きにくさも増すため、速乾性のある素材を選ぶのが大切です。
汚れた時にも、コットン素材は染み込んでしまうのでその点でも避けた方がいい素材といえます。
実際のコーディネート紹介
ここでは、実際に春の釣りで役立つ具体的なコーディネートを紹介します。シチュエーション別でまとめているので、是非参考にしてみてください。
また、足元に関しては釣りでは滑りやすかったりぬかるみ、水に濡れる可能性が高いのでしっかりとグリップが聞くシューズで、出来ればウォータープルーフの靴がオススメです。
- 早朝の釣り用コーディネート
- 日中の晴天時のコーディネート
- 風が強い日のコーディネート
1.早朝の釣り用コーディネート
トップス:吸湿速乾性の高い長袖インナー+フリースジャケット
アウター:防風・防水性のあるウィンドブレーカー
ボトムス:撥水加工されたアウトドアパンツ
早朝は寒さ対策が必要になります。フリースジャケットでしっかり保温し、さらに風や雨を防ぐためにウィンドブレーカーを着用。防水シューズがあれば、足元も守る事ができて、突然の雨に備えられます。
2.日中の晴天時のコーディネート
トップス:吸湿速乾性あるTシャツ+通気性の高いベスト
アウター:軽量レインジャケット(念の為持っていく)
ボトムス:通気性重視のアウトドアパンツ
日中の暖かい時間帯は、通気性を重視した軽装がオススメです。Tシャツとベストの組み合わせで、動きやすさと快適さを両立しましょう。雨が降りそうな時には、軽量なレインジャケットを持っていくと安心です。暑さ対策もしっかり行っていきましょう。
3.風が強い日のコーディネート
トップス:吸湿速乾性の高い長袖インナー+防風ジャケット
アウター:防風機能付きレインウェア
ボトムス:防風機能のあるソフトシェルパンツ
小物:フェイスマスク
風が強い日は、風を通しにくい服装が重要です。防風ジャケットやソフトシェルパンツで冷たい風から身を守り、フェイスマスクで顔の寒さ対策も有効です。
釣りでは、日除けなどの屋根もなく雨や日光から守る物がない場所がほとんどです。肌の露出は過剰な日焼けをする恐れがあるので日中でも気をつけましょう。
また、針や魚のヒレといった棘が刺さる心配もあるので、その点でも肌を覆える服装や靴をオススメします。
必須アイテムとあると便利な物
春の釣りにおいて、適切な服装だけでなく、釣りをより快適に楽しむために役立つアイテムも重要です。ここでは、絶対に必要になる小物と持っていると便利なアイテムを紹介します。
- サングラス(偏光レンズ)
- 帽子
- イス
- インナーグローブと防水グローブ
- 救急セット
- ポータブル電源
- 携帯の防水保護ケース
サングラス(偏光レンズ)
水辺での反射や紫外線から目を守るのはもちろんですが、釣り針が万が一目に当たる事を避ける、目の保護の為にも必需品となります。つけているのと、つけていないのでは1日の終わりの目の疲れが全然違いますよ。
水面の反射を抑えて、魚の動きを捉えやすくする偏光レンズは水辺で使うサングラスにはとてもオススメです。
帽子
紫外線から頭を守るために必須ですが、体温の多くが頭部から逃げるため、帽子をかぶることで保温の効果も期待できます。水辺は風が継続的に吹いている事が多いので、女性は髪をまとめて顔にかからないようにする為にも帽子は便利です。
日焼け対策ですが、日中は暑くなる為顔だけではなく首や顔の横からの日光も遮れるタイプの物がオススメです。速乾性のタオルなどを持って行って、頭の上から被せてから帽子をかぶるのも有効です。長時間の場合は日傘を持っていくのも万が一暑すぎた時には役立ちます。
イス
イスは釣りには本当に必需品です。一度忘れた事がありますが、ずっと後悔していました。しっかりしたアームホルダーやドリンクホルダー付きがあると快適ですが、2脚の腰掛け程度の小さな物でもいいので必ず持っていきましょう。ずっと立ちっぱなしですと足にも腰にも負担がかかるのでリラックスしてのんびり楽しむ為にも忘れてはいけないアイテムです。荷物置きとしても役立ちます。
インナーグローブと防水グローブ
気温が低い日の、特に早朝や夕方は手が冷えます。インナーグローブで保温し、上から防水性のグローブを着用することで、手を温かく保ちつつ濡れや汚れを防ぎます。釣りの際に繊細な作業を行うことも必要なので釣り用のグローブが出来ればオススメです。
魚を直接触るのが嫌な人には、フィッシング用の魚が滑らないようになっている手袋なんかもあります。
救急セット
釣りでは怪我をする事はよくあります。釣り針やルアーを投げる時に引っかかったり、餌をつける時に針が刺さったりする可能性があるので万が一の時の救急セットがあると便利です。
最低限持っていくといい物
- 絆創膏
- ピンセット
- 消毒液
あるといい物
- ポイズンリムーバー
- 各種塗り薬
川や湖で釣りをする人は、ハチやアブなどに刺される心配があります。かゆみの症状が多少和らぐのでポイズンリムーバーを持っていると安心です。
また、海で釣りをする場合もヒレに毒を持つ魚もいるので知っておくことは重要になります。
ポータブル電源
ポータブル電源を持っていくと、家にいるように電源が使えます。より釣りの時間が楽しくなるのでオススメです。本格的な釣りでは魚群探知機やナビゲーション機器も使用が可能になります。
- 朝晩の冷えの電気毛布の使用
- アウトドアでの電気調理器やケトルの使用
- 釣り場でのライト
- カメラやドローンの充電
携帯の防水保護ケース
濡れた手や魚の匂いが付いた手でも気軽に操作できるので、携帯は防水ケースに入れて持っていくのが便利です。首にかけておくことができるタイプが多いので、咄嗟にビデオを撮りたい時や、万が一水の中に落としてしまう心配もないので必需品です。
春の釣りを更に快適にするポータブル電源
野外での釣りを快適により楽しくする為に、あると一気にグレードアップするのが先ほども紹介したポータブル電源です。BLUETTIのポータブル電源はコンパクトでパワフルに長時間使用できます。
ここでは釣りにオススメのBLUETTIのポータブル電源を紹介します。
ハイパワーなBLUETTI Elite 200 V2
Elite200 V2は業界トップクラスの電力とコンパクトさを兼ね備えたポータブル電源で、野外での活動やもしもの時の家庭用バックアップ電源としてとても頼りになります。
大容量なので、早朝から遅くまで1日釣りを楽しむ方や遠くまで遠征に行く場合にオススメです。
コンパクトでコスパの良いBLUETTI AC70
BLUETTI AC70はサイズが314mm × 209.5mm × 255.8mmととてもコンパクトです。小さくてもパワフルに使用が出来るので、どこにでも気軽に持ち運べてアウトドアでの電源の使用が可能になります。
製品名 |
BLUETTI Elite200 V2 |
BLUETTI AC70 |
容量 |
2073.6Wh |
768Wh |
出力 |
2200W |
1000W |
出力ポート数 |
AC出力ポート(4個) USB - C(2個) USB - A(2個) シガーライターポート(1個) |
AC出力ポート(2個) USB - C(2個) USB - A(2個) シガーライターポート(1個) |
充電方法と時間 |
AC 1.25時間で80%の充電 AC充電 / ソーラー充電 / シガーソケット充電 |
AC 1.5時間でフル充電 AC充電 / ソーラー充電 / シガーソケット充電 |
保証 |
5年 |
5年 |
まとめ
春の釣りを快適に楽しむ為には、適切な服装と装備が大切です。朝晩の冷え込みや、突風など変わりやすい天候に対応できるコーディネートを心がけていきましょう。
服装はもちろんですが、濡れてもいいアイテムや小物で工夫すると更に釣りの最中も手間が省けて快適です。ポータブル電源などの便利なアイテムを活用して、より充実した釣りの体験を楽しんでください。