冬のアウトドアに欠かせないアイテムのカイロ。
防寒対策として、一番手軽で場所も取らずに使用できるのがカイロです。キャンプファイヤーをしたり、ヒーターを持って暖をとるのはもちろんですが、雪が降る自然の中を探索したり、夜寝る時に少し足先や手先を温める為に持ち運びが出来るカイロは必需品でもあります。
近年では、様々なタイプのカイロが販売されているので、是非自分にあった用途のものを見つけてみてはいかがでしょうか。可愛いものから、オールドスクールの渋い物まで色々です。詳しくみていきましょう。
カイロの種類紹介
- 使い捨てカイロ
- 充電式カイロ
- オイル式カイロ
使い捨てカイロ以外にも種類があると知って驚く方も多いいです。開発順ですと、オイル式カイロが一番古く、その次に使い捨てカイロが販売され近年では充電式カイロが人気になってきています。それぞれの種類の特徴をみていきましょう。
使い捨てカイロ |
充電式カイロ |
オイル式カイロ |
|
コスト |
買い替えが必要 |
購入後は0円 |
オイル代+着火部分買い替え |
温まる速さ |
約10分〜 |
約1分〜 |
約10分〜 |
持続時間 |
約10~14時間 |
約4時間ほど |
約10~20時間 |
安全性 |
低温火傷に注意 |
低温火傷に注意 |
火とオイルの扱いに注意 |
使いやすさ |
袋を開けるだけ |
充電が必要 |
オイル補填が面倒 |
使い捨てカイロ
皆さんに一番馴染みがある使い捨てカイロですので説明不要かと思いますが、こちらは鉄の酸化反応によって暖かくなる仕組みです。一度開けてシャカシャカすると、数十分後から温まってきます。使用時間は選べず10~14時間ほどの使用が通常です。
メリット
- 安い
- 手軽に使える
デメリット
- 持続時間が不明確
- 温度調節が出来ない
- ゴミが出る
手軽さが、1番の特徴の使い捨てカイロです。手軽に使えるのですが、温度調整ができなかったり、もう必要がなくなっても冷ますことができないのが特徴です。こちらは、貼るタイプのものと貼らないタイプの物があります。
充電式カイロ
文字の通り、充電して繰り返し使えるカイロが近年人気になってきています。リチウム電池が使われていてスイッチを入れると温まり、使い終わったら再度充電して何度でも繰り返し使えるタイプのカイロです。長期でのアウトドアでは何個も使い捨てカイロを持って行くわけにはいかないので、充電式のカイロがコンパクトで嵩張らず毎日使えるのでオススメです。
メリット
- 繰り返し使えて環境に優しい
- 購入後は維持費がゼロ
- 温度調節が可能
- 必要な時のみ温められる
デメリット
- 最初の購入にコストがかかる
- 充電が必要
- 持続時間が短い
どうしても初期費用はかかるものの、毎日使う方や長期間の間外で使う場合にはコストパフォーマンスは良くなります。また、必要な時のみ使えるというのも画期的ですよね。
購入する時には、サイズや見た目も選べて温度調節も可能なものが多いです。通常45~50度あるとキャンプなんかでもちょうどいい温度感といえます。55度以上となると素手で触ると熱くすぎます。ちょっと外を散歩する時や、通勤の30分だけ使いたい方なんかにはスイッチのオンオフで使えるのでとても便利です。
オイル式カイロ
聞いたことがない方も多はずのオイル式カイロ。オールドスクールなスタイルが好きな方はきっと気に入りますよ。ベンジンオイルを使って発熱する仕組みのカイロで、決して火を燃焼して温める仕組みではないので想像しているより安全です。ベンジンオイル燃料をカイロのタンクの中に入れてカイロの燃焼部分に軽く火をあてます。すると気化したオイルが触媒反応を起こして火を使わずに熱が発生する仕組みです。燃焼時間はオイルがなくなるまでで10時間以上持ちます。
メリット
- 経済的
- ゴミがでない
- 高い発熱量
デメリット
- 取り扱いが少し面倒
- 匂いが出る場合がある
- 安全性を気をつける必要がある
思いのほかコスト面ではベンジンオイルも比較的やすいのでかからないのがオイル式カイロです。ですが、やはりオイルを充填したり火を扱うため安全面は気をつける必要があります。雪山など超低温の場所に行く場合は、高い発熱量を寒い場所でも出してくれるこのオイル式がおすすめです。素手では触れない熱さになるのでくれぐれも専用のケースは忘れずに持っていきましょう。
カイロの選び方
では、どのカイロが自分にはぴったりか悩みますよね。ソロキャンプなのか家族で行くのかアウトドアのスタイルによって変わるので是非自分の用途にあったカイロを選んでみてください。また、近年ではアウトドア用品は防災グッズとしても使えるので併用して使える物を選んでいる方も増えています。
コスパがいいのは購入後、充電すれば何度でも使える充電式カイロです。ですが、4時間ほどしか使えない為、フェスや町ぶらなど1日中冬の外にいる場合は使い捨てカイロが便利かと思います。途中で焚き火に当たったり、暖房が効いた室内に入ったりするならスイッチを入れたり切ったりして使える4時間の充電式カイロもオススメです。
安全で簡単に使えるカイロ
- 使い捨てカイロ
- 充電式カイロ
とにかく簡単に使えて、安全なのがいい方には使い捨てカイロが一番気軽ですね。
袋を開ければすぐに使えて、電気もオイルも必要ないので数枚いざという時の為に持っておくバックアップとしても使い捨てカイロはいいです。
また、お子さんも利用するなどの安全面で言えばスイッチひとつで使える充電式カイロは温度を低温設定にしておくと低温火傷の心配もなくもオススメです。
とにかく温かいカイロがいい
- オイル式カイロ
- 充電式カイロ
とにかく寒がりで高温なカイロが欲しい方にはオイル式カイロがオススメです。かなり高温になるため、オイル式カイロは専用の袋に入れて直接肌に触れないようにする必要があります。凍えた指先なんかをすぐに温めたい人にはもってこいです。
また、充電式カイロも温度を選べるものも多く55度以上になるカイロを選べば十分な暖かさが確保できるので、購入する際に最高温度が何度になるか確認するといいですよ。
必要な時だけ何度も使えるカイロ
- 充電式カイロ
キャンプ場に到着してテントを設置している間や、焚き火をたくまでの間だけのように30分間だけカイロを使いたいという方は多いかと思います。必要な時にだけスイッチを入れて温度設定もできる充電式カイロは、つけたり消したりと必要な時だけ使いたい人にオススメです。
一石二鳥なカイロ
充電式カイロの中には、LEDライトの機能が付いていたりモバイル充電機能が付いている物があります。アウトドアには両方嬉しい機能なのは間違いないですよね。
手元を温めながら、それと同時に携帯が充電できるので多機能性が欲しい方にはオススメです。
アウトドア中にカイロの充電はできる?
長期のアウトドアやずっとカイロを使っておきたい方にオススメした充電式のカイロですが、そもそも充電が切れたら使えないけどどうするのか疑問に思いますよね。アウトドアでは、ポータブル電源やパワーバンクを持っていくと充電の残りを気にせずいつでも電源を使って再度充電を使うことが可能になります。充電式カイロの魅力を活かすためには、電源の確保が重要です。そこで役立つのがBLUETTIのポータブル電源です。
BLUETTI X20 ポータブルパワーバンク
遠出、キャンプ中にノートパソコンや DCデバイスを簡単に充電できてコンパクトに持ち運びが可能なBLUETTIのポータブルパワーバンク。
- 4つのデバイスを同時に充電可能
- 最大160Wの電力の供給
- 最大16時間分の電力供給が可能
16時間分の電力は、具体的には電話機では8.2回分の充電が可能なぐらいにとてもパワフルです。その他にもカイロ式充電はもちろん、パソコンやゲーム機などの充電も可能で、何よりも小型なので持ち運びがしやすいので車を使わないキャンプにもオススメです。
BLUETTI AC70 ポータブル電源
よりパワフルに電源をアウトドアで使用したい方には、BLUETTIのAC70ポータブル電源がオススメです。カメラやスマホの充電はもちろん、ヘアドライアーを使用したり冷蔵庫も約4.7時間アウトドアで使用可能になります。外にいても、家にいる時と同じ感覚で電源を使用できるので冬の電気毛布はもちろん電気調理器具も使えてアウトドアの幅がグッと広がります。
- 7つの出力ポート
- 最大1000Wの電力の供給
災害時に電気の供給がなくなった時のいざという時を考えても必ず役立つアイテムです。また、ポータブル電源自体の充電がなくなってもソーラーパネルを使用して、コンディションによっては2時間でポータブル電源をフル充電が可能なので災害時や、長期的にアウトドアを楽しみたい方にはとても使いやすいです。
また5年間の保証がついているため万が一、買ってからすぐに壊れてしまっても安心です。
カイロの選び方と種類のまとめ
使い捨てカイロ |
充電式カイロ |
オイル式カイロ |
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メリット |
安い 手軽に使える |
繰り返し使えて環境に優しい 温度調節が可能 必要な時のみ温められる |
経済的 ゴミがでない 高い発熱量 |
デメリット |
持続時間が不明確 温度調節が出来ない ゴミが出る |
最初の購入にコストがかかる 充電が必要 |
取り扱いが少し面倒 匂いが出る場合がある 安全性を気をつける必要がある |
安全性
- 使い捨て 又は 充電式カイロ
多機能
- 充電式カイロ
長時間使えて高温
- オイル式カイロ
それぞれのカイロでの特徴を考慮して冬の雪山の探索、野外活動や街歩きなどどんなシーンでもあなたにぴったりの暖まり方が見つかります。また、冬のアクティビティーでは信頼できるポータブル電源とヒーターを組み合わせることによって、今年の冬はより快適に冒険を楽しんでみてください。