この記事では、東京ガスの電気代が高くなった理由や、東京ガスで電気を契約するメリット、電気代を抑える節約方法について詳しくご紹介します。東京ガスでの電気契約を利用中・検討中の方はぜひ参考にしてみてください。
東京ガスの電気代が高くなった理由
東京ガスの電気代が高くなった場合に考えられる理由について解説します。
燃料費の高騰による値上げ
東京ガスの電気代が高くなった理由として、昨今の世界情勢の影響で燃料費が高騰したことが挙げられます。
2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻により、世界全体で石炭や石油などのエネルギー資源のバランスが崩れたこと。それに加え、急激な円安が重なったことで輸入価格が高騰しました。
電気代に含まれる燃料費調整額は平均燃料価格をもとに算出されるため、燃料費の高騰が電気代の値上がりに繋がっているのです。
電気の使用量が増えた
電気代が上がる理由として、電気の使用量が増えたということも考えられます。
エアコンなどの冷暖房家電を長時間使用する期間は、使用しない期間と比べて電気使用量が増えるのは当然です。
新しい家電を使い始めたり、在宅時間が増えたりと、ライフスタイルが変わることで電気代が上がっている可能性もあるため、検針表などで使用量が増えていないか確認してみてください。
東京ガスの電気とは
都市ガスの供給をしている東京ガスが、2016年の電力自由化に伴って電気の供給も開始したため、東京ガスでも電気の契約ができるようになりました。
東京ガスの都市ガスを使っていなくても、電気供給エリア内であれば申し込むことができます。
しかし、電気とガスをまとめることによりセット割が適用されるため、合わせて申し込むほうがおすすめです。
電気の供給エリア
東京ガスの電気供給エリアは、離島を除いた東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・茨城県・栃木県・群馬県・山梨県・静岡県(藤川以東)が対象です。
ただし、建物全体で電気の一括契約をしている場合は契約ができません。
電気料金プラン
東京ガスの電気料金プランは「基本プラン」「ずっとも電気」「さすてな電気」の3種類。それぞれの特徴を解説します。
基本プラン
基本プランは主に一般家庭向けの電気料金プランです。基本料金は契約するアンペアによって変わり、電力量料金は3段階に設定されています。
また、毎月の電気料金1000円ごとに、パッチョポイントが15ポイント貯まり、オリジナルグッズや他の各種提携ポイント(dポイント・Tポイント・WAONポイントなど)と交換することができます。
ガス料金とのセット割が適用されるプランですが、オール電化住宅向けの電気料金プランではないため、注意が必要です。
ずっとも電気
ずっとも電気は4種類に分かれており、ライフスタイルに合わせて選択することができます。
- ずっとも電気1:電気使用量の多い世帯向け
- ずっとも電気1S:電気使用量の少ない世帯向け
- ずっとも電気2:商店や店舗などの事業所向け
- ずっとも電気3:商店や事業所、工場、マンション共用部向けの動力プラン
一般家庭の場合は、「ずっとも電気1」か「ずっとも電気1S」で選ぶことになりますが、「ずっとも電気1・1S・2」は、現在新規申込の受付を終了しています。
さすてな電気
さすてな電気は、環境にやさしい電気エネルギーを提供する電力プランです。
太陽光発電や風力発電などのCO2(二酸化炭素)を排出しない再生可能エネルギーを、実質100%利用することができるため、地球にやさしい電力を希望する人におすすめ。
東京電力のスタンダードプランと同等の料金で提供しているため、切り替えることで値段が大幅に高くなることがないので安心です。
東京ガスの電気を契約するメリット
東京ガスの電気を契約するメリットを3つご紹介します。
電気とガスのセット割でお得
東京ガスの電気は、ガスとまとめたセット割を適用することで電気料金がお得になります。また、新規申込で電気代の基本料金が1か月無料の特典も。
割引額は毎月の戦記料金の合計額から、0.5%を乗じた額。ポイントによる還元ではなく、直接的に電気料金が割引になるのは嬉しいポイントです。
さらに電気とガスを一緒に手続きできるため、忙しい引越しの際に余分な手間を省くことができます。
解約金が無料
東京ガスの電気では、解約金や違約金が一切発生しません。
解約期間の縛りや更新制度も無いため、突然の引越しや電力会社の切り替えの際も無料で手続きすることが可能です。
解約タイミングを考慮しなくていいのは、利用者にとってありがたいメリットといえます。
供給の安定性
東京ガスは大規模発電所や電力自重の実績を活かし、電気の安定供給を実現しています。
国内に首都圏最大規模の自社発電所を持ち、自社で電力の多くを調達することができるため、電力市場から電力を購入している他の電力会社と比べて、市場全体の影響を受けにくいのです。
昨今の情勢による燃料費の高騰などで事業撤退する電力会社も増えていますが、東京ガスの電気は安定した供給を続けており、安心感があります。
高くなった電気代を抑える方法
毎月の光熱費を少しでも節約するため、電気代を抑えるおすすめの方法を3つご紹介します。
電力会社や料金プランの見直し
今の電気料金が平均的な料金よりも高いのであれば、まずは現在契約している電力会社やプランの見直しをしてみることで、電気代を抑えることができるかもしれません。
申込の際にあまり調べず契約をしている場合だと、電力会社の特徴を上手く活用できていなかったり、割高になっていることもあるので、まずは今の契約状況を確認してみましょう。
使用量が多い世帯向けのプランもあれば、他のサービスと合わせることでお得になるプランなど、さまざまあります。電気料金のシミュレーションをしながら、自分にとって最適な電力会社や料金プランを探してみてください。
電気の使い方を工夫する
日常生活での電気の使い方を工夫することで、電気の使用量を減らし、電気代を抑えることができます。以下の4つの節電方法をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
- エアコン:設定温度を適温に保ち、フィルター清掃をこまめにする
- 冷蔵庫:食品を詰め込みすぎず、熱いものは冷ましてから入れる
- 照明:消費電力の少ない電球に変え、不要な電気は消す
- 生活家電:待機電力がかかるため、必要のない時は主電源から切る
電気を節約しようとする意識の積み重ねで、年間の電気代を抑えることにつながります。不要な電気を使わないように心がけましょう。
自家発電をする
ソーラーパネルやポータブル電源などを活用し自家発電をすることで、電気代を抑えることができます。
ソーラーパネルは設置やメンテナンスに費用がかかりますが、国や自治体が補助金制度を用意している場合もあるため、導入コストの負担を軽減することができる可能性があります。設置するスペースがあることが必須ですが、長期的なメリットが多く導入を検討する世帯が増えています。
ポータブル電源は比較的少ない費用で、面倒な工事もなく使い始めることができるため、導入のハードルが低いことが魅力です。停電時も持ち運ぶことが可能なため、さまざまな用途で活用することができます、
自家発電に最適なおすすめのポータブル電源を2つご紹介します。
初めてのポータブル電源なら「AC180」
コンパクトで取手も付いているため、アウトドアなどのシーンにも気軽に活用することができます。晴れた日はわずか3時間でフル充電が可能。比較的リーズナブルな価格で、初めてのポータブル電源におすすめです。
【仕様】
容量 1,152Wh
出力 1,800W
同時接続数 8
重量 16kg
本体サイズ 340mm × 247mm × 317mm