この記事ではスマホの充電にかかる電気代について解説します。スマホの充電にかかる電気代を抑えるポイントや注意点についても説明していますので、ぜひご覧ください。
スマホ充電に必要な電気代は1円以下!具体的な計算式で紹介
スマホの充電に必要な電気代は機種や契約している電力会社のプランなどによって異なりますが、基本的に1台1回あたり1円以下です。
電気代=バッテリー電力量(Wh)÷1,000×電力量料金単価(円/kWh)
ここで必要になるバッテリー電力量は以下の計算で求められます。
バッテリー電力量(Wh)=バッテリー容量(mAh)×※定格電圧(V)÷1,000
※スマホのバッテリーの場合3.7V
電力量料金単価を2023年8月時点の全国平均の電気料金(31円 / kWh)で計算すると、バッテリー容量ごとのおおよその電気代を計算することができます。
機種 | バッテリー容量 | 1回の充電にかかる電気代 |
---|---|---|
iPhone 14 Plus | 4,325mAh | 0.46円 |
iPhone SE (第三世代) | 2,018mAh | 0.22円 |
AQUOS R7 | 5,000mAh | 0.54円 |
Redmi 9T | 6,000mAh | 0.65円 |
大容量のスマホであっても、1回の充電に必要な電気代は1円もかからないことがわかります。
スマホ本体のバッテリー消費を抑えて電気代を節約する方法
スマホ充電の電気代を節約する方法としてスマホのバッテリー消費を抑え、そもそも充電の回数を減らすことが挙げられます。
省電力モードを活用する
iPhoneもアンドロイドも設定の画面から簡単に省電力モードに切り替えることができます。充電が十分にある状態からでも省電力モードを使うことでバッテリーの消費を遅くすることができるのです。
ただし、省電力モードにするとスマホの処理速度は少し下がる可能性があります。省電力モードで普段の利用に支障がないかは試してみた方が良いでしょう。
ダークモードに変更する
ダークモードとは、夜間に周りが暗い状態でもスマホが見やすい画面の明るさに調節される機能です。通常の状態よりも光が抑えられているため、必然的にバッテリーの消費量も低くなります。
日中からダークモードを使うことでバッテリーの減りを少なくすることができるため、画面が見づらいなどの支障がなければ試してみる価値のある方法です。
画面の明るさを調節する
スマホの画面の明るさは直接調整することが可能です。画面が明るければ明るいだけ消費電力が大きくなるため、利用に支障がない範囲で画面を暗くすることでバッテリーの消費を抑えられます。
不要なアプリを終了する
不要なアプリを立ち上げたままにしておくとバッテリーを消耗してしまいます。不要なアプリはこまめに終了するようにすると、バッテリー消費が抑えられ、1回の充電が長持ちします。
自動ロックの時間を短く設定する
自動ロックの時間を短く設定することでもバッテリーの消費を抑えられます。ロックがかかった状態であれば、バッテリーの消耗は少ないためです。
日常的に利用するにあたって不便に感じない範囲でロックの時間を短く設定することも有効な方法です。
必要ないアプリの通知はオフにする
アプリの通知が必要ないものは、通知をオフにすることも有効です。アプリからの通知も一定のバッテリーを消耗します。
そのため、あえて通知を受け取る必要がないものについては通知をオフにすることも効果的なバッテリー消費を抑える方法です。
充電のコストを抑えて電気代を節約する方法
スマホの充電コストを抑えるもう一つの方法として、充電そのものの電気代を抑える方法も考えられます。
スマホの充電にかかる電気代はそれほど高くありませんが、同じような方法を家の家電製品全体の電気代を節約することも可能です。
充電しない時は充電器をコンセントから外す
スマホの充電器は常にコンセントに挿しっぱなしの方も多いと思いますが、この時スマホを繋いで充電していなくても、電気代が発生します(待機電力)。
そのため、スマホの充電をしない時は充電器をコンセントから外しておくことが節電に繋がるのです。
電気の契約のプランを切り替える
電力会社を切り替える、もしくは同じ電力会社でも契約するプランを切り替えることにより電気代を節約できる場合があります。
例えば、夜間利用の電気代が安くなる「夜間プラン」に契約を変更し、スマホの充電を夜行うようにすることで1回あたりの充電にかかる電気代を削減できます。
ポータブル電源を活用する
スマホの充電のための電源を家のコンセントから取らなければ、そもそも充電に電気代はかかりません。例えば、ポータブル電源から充電するような形であれば、その時に発生する充電のための電気代は0円です。
ポータブル電源そのものに充電する際にコンセントから電源を取った場合はその時の電気代は発生します。しかし、ポータブル電源の機種の中にはシガーソケットに接続して車から充電できるもの、太陽光パネルと組み合わせて太陽光だけで充電できるものがあります。
ポータブル電源を上手く活用することで、全く電気代をかけずにスマホの充電を行うことも不可能ではありません。ポータブル電源は他の家電の電力供給にも充てられ、大容量の製品であれば家庭の全ての電力消費を賄うことも可能です。
関連記事:自家発電の方法とは?エネルギー自給自足への一歩を踏み出そうスマホ充電の電気代を抑え、利便性も高めるポータブル電源
スマホ充電の電気代を削減しつつ、外出先でも充電可能な利便性の高いおすすめのポータブル電源製品を紹介します。
AC180
項目 | 詳細 |
---|---|
製品名 | BLUETTI AC180 |
価格 | 128,000円 |
AC出力 | 1,800W(電力リフトで最大2,700W) |
容量 | 1,152Wh |
充電時間 | AC入力1,440Wで45分で80%まで充電、1時間強でフル充電 |
特色 | BLUETTI アプリ対応、急速充電技術、電力リフト機能、10年以上の長寿命、UPS機能、5年保証、リン酸鉄リチウムイオン電池 |
サイズや重さが抑えられた持ち運びの利便性が高いながらも大容量であることが特徴のポータブル電源です。
充電した状態であれば一般家庭の1日の消費電力を賄うことができるレベルの容量であるため、スマホの充電だけでなく様々な家電製品を室内、屋外双方で使う用途にも優れています。
一般的なコンセントから電源を取る形だけでなく、太陽光パネルと組み合わせることで太陽光での充電も可能なため、スマホや他の家電への電源供給に役立つだけでなく、電気代節約にも貢献してくれます。
太陽光パネルともMC4コネクタコードで簡単に接続できるため、別売りの太陽光パネルを用意すればすぐに太陽光での充電が可能です。
価格がリーズナブルであり、屋内外様々な用途で活用できるため、まず1台持っておいて重宝するポータブル電源です。
EB3A
項目 | 詳細 |
---|---|
製品名 | BLUETTI EB3A |
価格 | 23,800円 |
容量 | 268Wh |
出力 | 600W(電力リフトで最大1,200W) |
充電時間 | 最大430WのAC入力、30分で80%まで、1時間強でフル充電 |
特色 | スマホにワイヤレス充電、最小最軽量、リン酸鉄リチウムイオン電池、BLUETTI アプリ対応 |
AC180よりもさらに軽量、コンパクトで持ち運び用途に非常に優れたポータブル電源です。
容量はAC180ほどに大きくはありませんが、スマホの充電であれば十分複数回利用でき、とにかく携帯の利便性に優れるため、スマホ用の予備バッテリーの代わりにこういったポータブル電源を持ち歩くことで他の電子機器の充電や利用にあたっても非常に便利です。
価格も非常に安価であるため、気軽な用途でポータブル電源を試してみたい方に特にお勧めできます。
まとめ
スマホを充電する際の電気代について、目安や節約する方法を中心に解説しました。
今や必需品であるスマホの充電は日常生活に欠かすことができません。1回あたりの充電にかかる電気代は大きなものではありませんが、毎回繰り返していると長期的には無視できないコストになります。
何より、スマホ充電の電気代を節約する方法は他の家電製品の電気代節約にも繋がるため、工夫を重ねることで節約できる電気代の総額はトータルで大きなものとなるでしょう。
今回の内容も参考にスマホ充電や他の家電製品の電気代を抑えるための方法を実践してみてください。
BLUETTIのポータブル電源は持ち歩きに便利で外出先のスマホ充電に困らない製品から、家庭の1日の消費電力を全て賄える高性能バッテリーまで多数の製品まで様々なラインナップを揃えています。
ぜひご自身のニーズに沿った製品を探してみてください。