それでは、夏に停電した場合に安心して過ごすための停電対策を4つ紹介します。
●ポータブル電源を備える
●車のエアコンを利用する
●塩分タブレット・経口補水液を備える
●電池で動くハンディファンを備える
1つずつ、詳しく紹介していきます。
ポータブル電源を用意しておく
停電して電力が使えなくなった場合に備えるためには、ポータブル電源を用意してしっかりと充電しておくことが大切です。
ポータブル電源があれば、停電が解消するまでの間冷房器具を使用して、部屋を冷やすことができます。また、冷蔵庫に電力を送れば、冷蔵庫内の食材を傷めずに済みます。
ポータブル電源にはさまざまなバッテリー容量のものがあるので、どの程度電力を備えておきたいかによって種類を選ぶのがおすすめです。
家族が多い人や普段から電力使用量が多い人は、バッテリー容量が多いポータブル電源を備えておくといいでしょう。
とはいえ、バッテリー容量が大きくなればなるほど、ポータブル電源の価格は上がる傾向にあるため、予算に合わせて選ぶといいですね。
車のエアコンを利用する
自宅に車がある人は、自宅の冷房器具が使えない時には車のエアコンを利用するのもおすすめです。
暑い室内にこもってしまうと、熱中症になる恐れが高まるので、停電が解消するまで車の中で過ごすのが安心です。
車の中で過ごすにはエンジンをかける必要があるので、ガソリンがきちんとあるのも重要になります。
地震などが起きると、ガソリンスタンドが閉まってしまったり混雑したりするので、いつでもガソリンが入った状態にしておくのも1つの災害対策だといえます。
塩分タブレットや経口補水液を備えておく
熱中症は、水分不足だけでなく塩分不足でも起こるので、塩分をチャージできるアイテムを常に用意しておきましょう。
夏になると、熱中症予防のためのアイテムとして、塩分タブレットや経口補水液がスーパーなどで積極的に販売されます。
暑くなる前に、前もって多めに塩分チャージアイテムを用意しておくと安心です。
もちろん、先ほど紹介したポータブル電源を備えて普段通り冷房器具などを使えるようにしておくことが最も安心ですが、それでも電気が足りなくなることもありえます。
さまざまな方面から停電対策をしておくことが、万が一の災害に備える秘訣です。
電池で使えるハンディファンなどを用意しておく
停電して電気が使えなくなった時には、電力供給がなくても使用できる電池タイプのハンディファンを用意しておくといいでしょう。
もしくは、充電式の冷房器具をいつでも使えるように充電しておくのもおすすめです。
とはいえ、室内が暑い中でハンディファンを使うと、熱風を浴びることになるのでかえって熱中症のリスクが上がってしまう危険性もあります。
保冷剤を合わせて使用したり、まだ部屋が冷えているうちに使用したりするなど、工夫して利用しましょう。