「冬キャンプに便利な暖房器具にはどんな種類があるか知りたい!」と考えている方は多いでしょう。
冬キャンプでは寒さ対策によって快適に過ごせるかが変わるため、相性の良い暖房器具を見つけるのが大事ですよね。
そこで今回は、冬キャンプに便利な暖房器具8選をご紹介します。
さらに、冬キャンプ用の暖房器具を選ぶ方法や、暖房器具を使う際の注意点なども解説するので、ぜひ参考にしてみてください。
冬キャンプで暖房が必要な理由
冬キャンプの気温は関東でも0度近くになることがあり、標高が高い場所などでは-10℃を下回ることもあるので、暖房の準備が欠かせません。
暖房などの防寒対策をしないと、夜になって気温が急激に下がったときに寒くて寝れなかったり、低体温症になったりなどのリスクがあります。
そのため、冬キャンプは暖房器具で防寒対策をするのがおすすめです。
冬キャンプ用の暖房器具を選ぶ方法
冬キャンプ用の暖房器具を選ぶ方法は、以下の3つです。
- テントの中と外どちらで使うかで選ぶ
- サイズがコンパクトなものを選ぶ
- 安全装置が搭載されているものを選ぶ
こちらでは、上記3つの選び方について解説していきます。
テントの中と外どちらで使うかで選ぶ
暖房器具は、使用する場所を考慮して選んでみましょう。
例えば、焚き火は外ではできますがテント内ではNGですし、ストーブの種類によっても外では安全に使用できるものの、テント内では取り扱いに注意が必要なものもあります。
逆に、テント内で活躍する暖房器具が、外では暖房効果が不足する可能性もあるので、場面によって選ぶ必要があるでしょう。
サイズがコンパクトなものを選ぶ
冬キャンプ用の暖房器具は、サイズがコンパクトなものを選ぶと良いでしょう。
これは、冬キャンプの荷物が、基本的な道具に加えて防寒対策用の衣服も必要になり、通常より大荷物になることが予想されるからです。
しかし、「家族全員が暖を取るには、サイズがコンパクトな暖房器具では足りない」という場合は、より大きなサイズの暖房器具を検討してみましょう。
安全装置が搭載されているものを選ぶ
暖房器具を選ぶ際は、以下のように安全装置が搭載されているものを選ぶのがおすすめです。
- 対震自動消火装置:地震や強い衝撃を受けたら、自動的に消火する
- 不完全燃焼防止装置:燃焼に必要な空気が不足したら、自動的にガスを止める
- 圧力感知安全装置:カセットボンベに異常な圧力を感知したら、自動ではずれる
- 転倒時消火装置:器具が倒れたり衝撃を感じたりしたら、自動で消火する
- 立消え消火装置:煮こぼれや風でガスコンロの火が消えたら、自動でガスが止まる
上記のような安全装置があると、冬キャンプでの火災ややけどのリスクを軽減できますね。
冬キャンプに便利な暖房器具【8選】
冬キャンプに便利な暖房器具8選は、以下の通りです。
- 石油ストーブ
- カセットガスストーブ
- 薪ストーブ
- 焚き火台
- 電気ストーブ
- ホットカーペット
- 湯たんぽ
- 電気毛布
こちらでは、上記8つの暖房器具について解説します。
石油ストーブ
石油ストーブは、火力が高く暖かいという特徴があり、冬キャンプで重宝します。
灯油があれば高い火力で瞬時に周囲を暖めてくれるうえ、天板の上でお湯を沸かすことも可能です。
一方、テント内で使うには一酸化炭素中毒に気をつける必要があり、水蒸気が発生してテント内で結露が発生しやすくなるというデメリットも挙げられます。
カセットガスストーブ
カセットガスストーブは、比較的コンパクトな暖房器具で持ち運びやすいという特徴があります
燃料もカセットガスなので入手しやすいというメリットがありますが、火力が比較的弱く大人数で暖まるには向いていません。
また、カセットガス1本あたり約2〜3時間ほどの短い動作時間になることと、一酸化炭素中毒のリスクがあるのでテント内での使用は注意しましょう。
薪ストーブ
薪ストーブは、薪を燃料にして暖める暖房器具で、煙突が付いているのが特徴です。
煙突が付いていることからテント内でも使用しやすいうえ、暖房性能も高いので冬キャンプに適している暖房器具だといえます。
一方、片付けに時間がかかることや価格が比較的高いということ、こまめな換気などをして一酸化炭素中毒に気をつけなくてはいけないことがデメリットになります。
焚き火台
焚き火台は、比較的温かい時間帯であれば屋外で暖を取るのにおすすめな暖房器具です。
コンパクトに収納できるうえ、BBQグリルとして使用できるものもあるので冬キャンプに便利ですが、屋外専用の暖房器具となります。
また、気温が下がる朝晩は焚き火台のみでは肌寒く感じるため、他の暖房器具を使用してテント内で過ごすのが良いかもしれません。
電気ストーブ
電気ストーブは、燃料を使わず、電源をつないでスイッチを押せば使える便利な暖房器具です。
そのため、一酸化炭素中毒の心配がないうえ、燃料が燃焼したときの臭いもないというメリットがあります。
加えて、比較的コンパクトで軽量なため、持ち運びしやすい点も魅力的です。
しかし、テントのサイズによっては全体を暖めるのが難しいので、部分的な空間を暖めるのに使用したり、他の暖房器具と併用したりといった工夫が必要でしょう。
ホットカーペット
ホットカーペットは、冬キャンプの底冷え対策にぴったりの暖房器具です。
テントの床を暖めてくれるので地面からの冷気対策に最適ですし、コンパクトに収納できる点や、テント内で使用しても火事や一酸化炭素中毒の心配が少ない点も魅力的ですね。
一方、大きいサイズになると比較的たくさんの電力を消費するため、大容量の電源が必要になります。
また、テント全体を暖めるのは難しいので、他の暖房器具と併用する方が良いかもしれません。
湯たんぽ
湯たんぽは、安価で持ち運びもしやすいという特徴があるため、手軽に導入できる暖房器具の1つだといえます。
お湯を入れるタイプだけでなく、「直火対応タイプ」や「充電すれば使えるタイプ」があり、目的に応じて選ぶこともできます。
「火を使いたくない」という方は、IH調理器対応のタイプや充電すれば使えるタイプがおすすめです。
電気毛布
電気毛布は、幅広い用途で使えるうえ、軽量でコンパクトなので持ち運びやすい暖房器具です。
冬キャンプでは、「寝袋の中に入れて暖める」「床に敷いて底冷え対策をする」「ひざ掛けとして使う」といった様々な使い方ができます。
テント内で使用する際、一酸化炭素中毒や火災のリスクが少ないという魅力もありますが、体を部分的に暖める使い方になるのでテント全体は暖められないデメリットもあります。
冬キャンプで暖房器具を使う際の注意点
冬キャンプで暖房器具を使う際の注意点は、以下の3つです。
- 一酸化炭素中毒に注意する
- 火災に注意する
- 電源が使用できるか確認する
こちらでは、上記3つの注意点を解説します。
一酸化炭素中毒に注意する
冬キャンプで暖房を使用する際は、一酸化炭素中毒に注意しなくてはいけません。
一酸化炭素中毒になると、最悪の場合意識不明や死に至る危険性があります。
特に、テント内で石油ストーブやカセットガスストーブなどを使うときは換気を徹底し、一酸化炭素警報機を使用するようにしましょう。
一酸化炭素警報機は、一酸化炭素の濃度によって警報で知らせてくれますが、故障や電池切れでアラームが鳴らないことも考えられるので、補助アイテムとして使ってみてください。
火災に注意する
暖房器具を使用する際は、火災にも十分注意しましょう。
例えば、暖房器具の近くに物を置いてしまうと、発火して火災に至る危険性があります。
安全対策を徹底したうえで、念のため消火用の水を用意しておくと良いでしょう。
電源が使用できるか確認する
冬キャンプで暖房を使用する際は、電源が使用できるか確認するのも忘れてはいけません。
電気で動かす暖房器具を使用するときは、AC電源付きの電源サイトを利用するか、ポータブル電源を持参するようにしましょう。
暖房器具によっては消費電力が大きいこともあるので、大容量のポータブル電源を選ぶのがおすすめです。
ポータブル電源の容量の選び方については、「キャンプに持っていくべきポータブル電源の容量とは?選び方や注意点を解説」の記事も参考にしてみてください。
冬キャンプで暖房を使用するなら「ポータブル電源」を用意しよう
冬キャンプで暖房を使用するなら「ポータブル電源」を用意するのが一押しです。
ポータブル電源があると、暖房器具を含め、家から持参した幅広い家電を使用することができます。
その中でも、特に冬キャンプにおすすめなのは「BLUETTI AC200L大容量ポータブル電源」です。
BLUETTI AC200Lは2,048Whという大容量、2,000Wの高出力に対応したポータブル電源で、消費電力が大きい電気ストーブやホットカーペットでも動かせる能力があります。
このままでも長く家電を動かせますが、拡張バッテリーで最大8,192Whまで容量を拡張できるので「さらに長時間暖房器具を使用したい」という方も安心です。
BLUETTI AC200Lはパワフルな大容量ポータブル電源ですが、充電に関する機能も充実しています。
2,000Whクラス最速の充電速度に対応しており、家庭用コンセントから最短60分で80%の充電が可能です。
加えて、最大1,200Wのソーラー充電にも対応しているので、折り畳み式のソーラーパネルを持参すれば、外出先で太陽光発電による給電もできます。
BLUETTI AC200Lは上記のような機能が満載なので、「冬キャンプで暖房器具を思いっきり使いたい!」という方にぴったりのポータブル電源だといえます。
まとめ
冬キャンプのために暖房器具を選ぶ際は、テントの中と外のどちらで使うかや持ち運びしやすいかどうか、安全装置が付いているかを考慮しましょう。
今回ご紹介したように暖房器具は8種類もあるので、それぞれの特徴を把握したうえで目的に合ったものを選ぶと良いですね。
電気が必要な暖房器具の場合、大容量のポータブル電源を用意するなど、電源を確保したうえで冬キャンプを楽しみましょう。