1500Wのポータブル電源は、キャンプや車中泊、災害時の備えなど、幅広いシーンで活躍します。しかし、1500Wクラスの製品は種類が多く、どれを選べば良いか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。そのようなお悩みをお持ちの方に、本記事では1500Wポータブル電源のおすすめ機種を厳選してご紹介します。あわせて、1500Wクラス特有の選び方のポイントや、実際の使用シーンも解説いたします。
ポータブル電源1500Wとは?大容量・高出力モデルの特徴
ポータブル電源の1500Wとは、AC出力の定格出力が1500Wの製品を指します。間違いやすいのが、1500Whはバッテリー容量を表すので、1500Wとは異なる点です。W(ワット)とWh(ワットアワー)の違いについて解説していますので参考にして下さい。
1500W出力のポータブル電源は、ご家庭のコンセント1口分と同等の出力があります。つまり、家庭用の電化製品をポータブル電源でも同じように使えるということですね。ポータブル電源の出力には、定格出力と最大出力がありますが、1500Wクラスの製品を選ぶ際は定格出力が1500Wのものを選びましょう。最大出力は短時間しか維持できないため、実用的ではありません。
1500Wのポータブル電源でどんな家電が使える?
1500Wクラスのポータブル電源は、高出力と大容量バッテリーを備え、様々な用途に活用できます。代表的な3つのシチュエーションを見ていきましょう。
キャンプや車中泊
キャンプや車中泊では、1500Wクラスのポータブル電源で食事のレパートリーが広がります。例えば、ホットプレートや電気ケトル、たこ焼き器などは、1500Wの出力で十分に賄うことが可能。コンセントが複数口ある場合が多いので、ホットプレートと電気毛布を同時に使うといったこともできます。詳しくは「キャンプでポータブル電源を使うと安心」をご覧ください。
屋外作業でのコンセント代わりに
1500Wクラスのポータブル電源は、屋外作業で大活躍します。ブロワーや高圧洗浄機、チェンソー、投光器といった電動工具に十分な電力を供給できるため、月に数回の利用のために野外へコンセントを増設しようと考えている方にとって最適な選択肢です。
- 屋外での電源確保が簡単になる
- 工事不要で、コストを抑えられる
- 必要な時だけ電源を用意できる
- 持ち運びが容易で、様々な現場で使える
1500Wの高出力を備えたポータブル電源は、プロの職人からDIY愛好家まで、幅広いユーザーのニーズに応えます。
災害時の備えに1500Wクラスのポータブル電源は必要?
災害時には、停電により日常生活に大きな支障が出ることがあります。そんな中、1500Wクラスの大容量ポータブル電源は、非常に重要な役割を果たします。
- スマホの充電需要への対応
- 電子レンジやケトルなどの家電の使用
- 衛星ブロードバンド「スターリンク」との組み合わせによる通信の確保
さらに、倒壊の危険がある構造物の解体など重要な復旧作業に使う機器、電動ブレーカー・電動ハンマー・電動チェーンソーにも電力を供給できます。防水防塵規格のポータブル電源を選べば、より過酷な環境下でも使用可能です。
1500Wクラスのポータブル電源の選び方
1500Wクラスのポータブル電源を選ぶ際は、容量とサイズのバランス、安全性と品質、ブランドの信頼性などが重要なポイントです。これらの観点から、1500Wポータブル電源の選び方を詳しく解説します。
容量とサイズのバランス
1500Wクラスのポータブル電源選びでは、出力とバッテリー容量のバランスを注意しましょう。なぜなら、高出力モデルはバッテリーの消費量も大きいため、十分な容量が必要です。
例えば、出力1500W・容量700Whの製品で1300Wのドライヤーを30分使用すると、約650Whを消費し、ほぼ空になってしまいます。そのため、1500W出力には最低でも1500Wh程度の容量が求められます。
充電時間と充電方法
1500Wクラスのポータブル電源選びでは、充電時間と充電方法も重要なポイントです。フル充電までにかかる時間と、対応している充電方法(AC、ソーラーパネル、シガーソケットなど)を確認しましょう。また、充電スピードを選択できる製品がおすすめです。スピード調整機能により、バッテリーの寿命が延び、ブレーカーが落ちる心配がなく、使い勝手が向上します。
安全性と品質の確認、ブランドの信頼性
1500Wのポータブル電源は、ご家庭のコンセントと同等の高い出力になっています。そのため、使い方によっては過負荷や過熱、火災のリスクがあり、安全性に十分な注意が必要です。製品選びでは、安全性の高さを重視しましょう。メーカーの品質管理体制やカスタマーサポート、ユーザーの口コミなどを確認し、信頼できるブランドを選びましょう。
以下のような点を選考基準に加えることをおすすめします。
- 直営店を持ち、アフターサービスが充実している
- カスタマーサービスの質が高く、長年事業を継続している
- 災害支援活動に積極的である
ポータブル電源1500Wで使える家電と注意点
1500Wのポータブル電源で使える家電と、それらの家電を使うときの注意点を確認しましょう。
主な家電の消費電力
以下の表は、主要な家電製品の消費電力をまとめたものです。
家電製品 |
消費電力 |
エアコン |
700W〜1500W |
電子レンジ |
600W〜1300W |
電気ケトル |
1000〜1400W |
ドライヤー |
600W〜1300W |
炊飯器 |
600W〜900W |
ここでは高出力な家電のみを取り上げました。「出力とは?:ポータブル電源を効率よく活用しよう!」を参考にしていただくと、さらに多くの家電が使えることがわかります。
同時使用時の注意点
ポータブル電源の定格出力1500Wは、搭載されているACコンセント全体の最大出力を表します。複数の家電を同時に使用する際は、合計消費電力が1500Wを超えないようご注意ください。
例えば、消費電力1300Wのドライヤーと200Wのテレビを同時に使用すると、合計消費電力が定格出力ギリギリの1500Wとなります。この状態で継続使用すると、ポータブル電源に負荷がかかり、故障の原因となる可能性があります。ご使用の際は、以下の点にご注意ください。
- 同時に使用する家電の合計消費電力を把握する
- 定格出力に近い状態での継続使用は避ける
- 瞬間的な消費電力の上昇にも留意する
1500Wクラスのおすすめポータブル電源
1500W以上の出力を持つBLUETTIのポータブル電源をまとめました。以下の表を参考にしてください。
製品 |
出力 |
電力リフト |
容量 |
AC180 |
1800W |
2700W |
1152Wh |
AC180T |
1800W |
2700W |
1433Wh |
AC200L |
2000W |
3000W |
2048Wh |
AC240 |
2000W |
3000W |
1536Wh |
表にある「電力リフト機能」とは、ポータブル電源の出力容量を超える高出力の電化製品を使用する際に、一時的に定格電圧を下げて消費電力を抑えることで、ポータブル電源の出力容量内で動作させることを可能にする機能です。出力を拡張できるので、使い方によってはとても便利になります。
他にさまざまな製品がラインナップにありますので、製品一覧ページをご覧ください。
1500Wクラスのポータブル電源よりワンランク上 BLUETTI AC180T
その中でも、特におすすめなのが「BLUETTI AC180T」です。BLUETTI AC180Tは、通常モードで1,800W、電力リフトモードで2,700Wのパワーを発揮し、1500Wクラスのポータブル電源よりワンランク上の出力を持つため、複数家電の使用にも余裕があり安心です。
- 通常モードで出力1,800W、電力リフトモードで2,700Wのパワーを発揮
- 高品質で安全性の高いリン酸鉄バッテリーを搭載
- 充放電3000サイクルで容量80%以上の長寿命を実現
- ポータブル電源本体とバッテリーパックB70を2本使用
- バッテリーパックB70は将来的にポータブル冷蔵庫マルチクーラーでも使用可能
- 移動時のスペース確保や重量の削減など、柔軟な運用が可能
- PV入力は500Wまで可能で、ソーラーパネルで最速約3時間で満充電
BLUETTI AC180Tは、高出力と拡張性を兼ね備えたポータブル電源です。リン酸鉄バッテリーによる安全性と長寿命、そして柔軟な運用が可能なバッテリーパックシステムが魅力です。ソーラーパネルとの組み合わせで、非常時の電源確保と日常の電気代削減に大きく貢献します。
まとめ
1500Wポータブル電源は、コンセントと同等の出力があり、様々な電化製品を問題なく使用できる頼もしい製品です。選ぶ際は、バッテリー容量とのバランス、安全性、ブランドの信頼性などを考慮することが大切ですね。
本記事で紹介したおすすめ機種以外にも、BLUETTIのラインナップにはハイパフォーマンスの製品が多数あります。キャンプや車中泊、アウトドアレジャーなど、あらゆるシーンであなたの電力をしっかりサポートいたします。ぜひ、BLUETTI製品カタログをご覧いただき、あなたのライフスタイルに最適な1500Wポータブル電源を見つけてください。