アウトドアでの使用や作業現場への持ち込みを想定している方にとって、ポータブル電源をどのように水や埃から守るかは重要な課題です。防水ケースの使用や、カバーをかけるなどの方法がありますが、それぞれ一長一短があります。本記事で、ポータブル電源を水や埃から守る最善の方法を見つけましょう。
ポータブル電源を水や埃から守るには?
アウトドアでの使用や作業現場への持ち込みを想定している方は、ポータブル電源をどのように水や埃から守るか、お悩みではないでしょうか。いくつかの効果的な方法が考えられますので、一緒に見ていきましょう。
ポータブル電源の防水ケースは効果ある?
ポータブル電源を雨や水、ホコリから守るために、防水ケースの使用を検討する方もいるでしょう。では、防水ケースは本当に必要なのでしょうか?結論から言うと、ポータブル電源の使用時に防水ケースを使うのはあまり意味がありません。その理由は以下の通りです。
- 使用時は、ケース内に熱がこもってしまい、バッテリーの状態に良くない影響を与える可能性がある
- ケースに入れたままでは、出力ポート類が使いにくくなる
- ケーブルを接続するためには、どこかしらケースを開ける必要があるため、完全防水にはならない
移動時には防水ケースを使用してもよいかもしれませんが、使用時には上記のようなデメリットがあるため、防水ケースに頼るのではなく、他の対策を講じる必要があります。
ポータブル電源のどの部分を守ると防水防塵と言えるのか
ポータブル電源を水やホコリから守るには、侵入経路を知ることが大切です。主な侵入口は次の2つです。
- コンセントやUSBなどのポート
- 内部の熱を逃がす吸気口や通気口
使用しないときは、ある程度の対策は可能ですが、使用中は電源コードやUSB機器を接続するためにポートを塞ぐことができません。また、吸気口や通気口を塞ぐと、内部の熱がこもって故障の原因となります。そのため、使用中のポータブル電源を水やホコリから守るには、製品自体が防水・防塵設計されている必要があります。
防水防塵ポータブル電源があれば安心
ポータブル電源を水やホコリから守るには、最初から防水・防塵設計されたポータブル電源を選ぶことが最も確実な方法です。使用しないときは、ポートにカバーをしたり、防水ケースに入れるなどの工夫で一時的な対策は可能ですが、使用中は電源コードやUSB機器を接続するためにポートを開放する必要があります。
つまり、使用中のポータブル電源を水やホコリから守るには、製品自体が防水・防塵設計されている必要があるのです。防水・防塵性能を持つポータブル電源であれば、多少の雨や水しぶき、ホコリが舞う環境でも安心して使用することができます。
防水ポータブル電源の選び方
どのような方に防水防塵ポータブル電源が必要なのか、また防水防塵レベルとは何なのかを解説します。
なぜ防水防塵機能のメリット
防水防塵機能を備えたポータブル電源は、雨や砂ぼこりから電源を保護し、安心して使用できるのが大きな魅力。屋外作業やマリンレジャー、ペットや子供と一緒のレジャーなど、幅広い環境下で電源を確保できます。こうした特徴から、防水・防塵ポータブル電源は以下のような方々に最適です。
- アウトドアが好きな方
- 災害への備えを重視する方
- 仕事で屋外作業が多い方
- マリンレジャーを嗜む方
- ペットや子供と一緒に外出することが多い方
水や埃の影響を受けやすい環境下で、安心して電源を使用したい方は、ぜひ防水・防塵機能付きのポータブル電源を検討してみてください。
IPレーティングとは?防水・防塵性の理解
IPレーティング(IP保護等級)は、電気機器の外郭による固形物や水の侵入に対する保護の程度を示す国際規格です。IPの後ろに2桁の数字で表示され、第1特性数字は固形物の侵入に対する保護を、第2特性数字は水の侵入に対する保護を表します。
第一特性数字 |
固形物に対する保護 |
IP0X |
保護なし |
IP1X |
直径50mm以上の固形物に対する保護 |
IP2X |
直径12.5mm以上の固形物に対する保護 |
IP3X |
直径2.5mm以上の固形物に対する保護 |
IP4X |
直径1.0mm以上の固形物に対する保護 |
IP5X |
防塵(ほこりの侵入を完全に防ぐものではない) |
IP6X |
完全な防塵保護 |
第二特性数字 |
液体に対する保護 |
IPX1 |
垂直に落ちる水滴に対する保護 |
IPX2 |
15°までの角度で落ちる水滴に対する保護 |
IPX3 |
60°までの角度で落ちる水滴に対する保護 |
IPX4 |
あらゆる方向からの飛沫に対する保護 |
IPX5 |
あらゆる方向からの噴流に対する保護 |
IPX6 |
強力な噴流に対する保護 |
IPX7 |
一時的な水没に対する保護(最大30分、深さ1m) |
IPX8 |
継続的な水没に対する保護(製造者が指定する条件) |
IPX9 |
高温高圧の水に対する保護 |
例えば、IP65は以下のような意味を持ちます。
- 第1特性数字「6」:粉塵の侵入がない
- 第2特性数字「5」:全方向からのノズルによる噴流水による有害な影響がない
アウトドアや水回りでポータブル電源を使用する場合は、高いIPレーティングの製品がおすすめです。IPレーティングを理解することで、ポータブル電源の防水・防塵性能を適切に判断し、安心して使用できる製品を選ぶことができるでしょう。
どんな場面で防水防塵ポータブル電源が役立つのか?
防水・防塵ポータブル電源は、その高い機能性と汎用性から、様々な場面で活躍する便利なアイテムです。アウトドアでの使用はもちろん、日常生活やレジャー、仕事など、幅広いシーンで電源の問題を解決してくれます。ここでは、防水・防塵ポータブル電源が特に役立つ場面をいくつかご紹介しましょう。
キャンプやアウトドア
キャンプでは、特に砂埃がコンセントやUSBポートに入りやすくなり、故障が心配です。防水・防塵ポータブル電源は、水や埃から内部の電子部品を保護し、故障の心配なく使うことができます。キャンプ場での使用例としては、以下のようなものが挙げられます。
- スマートフォンやランタンの充電
- ポータブル冷蔵庫や電気ケトルなどの電化製品への給電
- 砂地のキャンプサイト
- 川遊びやビーチキャンプなどの水辺でのレジャー
- 雨のキャンプ
雨のキャンプの楽しみ方については「急な雨でも大丈夫!キャンプ中の悪天候を楽しむコツと工夫」も参考にして下さい。
台風や大雨、地震といった災害時
台風や大雨、地震、洪水などの災害時には、停電が発生しやすくなります。防水・防塵ポータブル電源は、悪天候下でも使用でき、非常用電源として多くの用途で活躍します。主な利点は以下の通りです。
- 雨や水害から電源を保護
- 災害復旧作業での電動工具の使用
- 情報収集や連絡手段の確保
- 医療機器への電源供給
- 浸水地域でのスマートフォン充電や非常用照明の電源
幅広いシーンで電源の問題を解決
防水・防塵ポータブル電源は、キャンプや災害時だけでなく、様々なシーンで活躍します。その多彩な用途について、いくつかの例を紹介しましょう。
- 屋外イベント:野外コンサートや出店など、電源が取れない場所での開催を可能にします
- 工事現場:建設現場や道路工事で、電動工具やLED照明に電源を供給できます
- 農業・園芸:畑や果樹園での休憩中に、電気ケトルでお茶を入れられます
- マリンレジャー:ボートやヨットでの釣りや海水浴で、航海計器の電源やスマートフォンやカメラの充電に便利
- 車中泊:長距離移動や車中泊の際、車内で季節家電やポータブル冷蔵庫を使用できます
防水防塵ポータブル電源の先駆け:BLUETTI
防水・防塵ポータブル電源があれば、どのようなシチュエーションでも安心して使えることがわかりました。BLUETTIは、ポータブル電源が過酷な条件下でも使用できるよう、水の浸入による内部コンポーネントの損傷を防ぐ安全な構造を開発しました。現在、BLUETTIの防水・防塵ポータブル電源には、以下の2製品がラインナップされています。
製品名 |
容量 |
AC出力 |
電力リフト出力 |
IPレーティング |
403Wh |
600W |
1200W |
IP65 |
|
1536Wh |
2000W |
3000W |
IP65 |
防水防塵ポータブル電源は、アウトドアや災害時など、様々な状況下で電力を供給できる頼れる存在です。信頼性と安全性を重視する方には、BLUETTI製品が一つの選択肢となるでしょう。
高い防塵防水性能を備えたポータブル電源「BLUETTI AC240」
BLUETTI AC240は、過酷な環境下でも安心して使用できる高い防塵防水性能を備えたポータブル電源です。IP65準拠の設計により、雨や埃、塩害などの厳しい条件下でも、内部コンポーネントへの水の浸入や損傷を防ぎます。
独立したエアダクトや完全密閉された電子コンパートメント、二重層保護ポートなど、数々の特許取得技術を搭載。突然の土砂降りや海水による腐食、粉塵の侵入にも強く、万が一水分が侵入した場合でも、内蔵の排気ファンと放熱システムにより素早く排出・蒸発させることができます。優れた通気性も備えているため、アウトドアやキャンプ、車中泊など、電源確保が困難なシーンでも安心して使用できます。
BLUETTI AC240は、「ポータブル電源史上で最も過酷な条件に耐える」という目標のもと、20以上の革新的な特許技術により実現された、信頼性の高いポータブル電源です。
項目 |
仕様 |
バッテリー容量 |
1536Wh |
バッテリータイプ |
リン酸鉄リチウムイオン電池 |
充放電サイクル数 |
3500回以上 |
出力ポート |
AC出力×2 USB-C×2 USB-A×2 シガーソケット×1 |
最大出力 |
2000W |
電力リフト対応出力 |
3000W |
本体サイズ(mm) |
419.5×293.5×409.5 |
本体重量 |
約33kg |
保証期間 |
6年 |
まとめ
防水・防塵ポータブル電源は、アウトドアや災害時、工事現場など、様々な場面で活躍する頼れる存在です。IPレーティングを理解し、使用環境に適した製品を選ぶことが重要です。BLUETTI AC240は、IP65準拠の設計により、過酷な条件下でも安心して使用できる高い防塵防水性能を備えています。防水・防塵ポータブル電源を活用して、あらゆるシーンで安心・安全に電力を確保してください。ご興味をお持ちの方は、ぜひBLUETTI公式サイトをご覧ください。お得なキャンペーン情報や詳細な製品情報を掲載しています。